あれこれ

私が住む新潟県西頸城地方は、戦前から杉の植林が盛んに行われてきました。特に戦後は政府の政策もあって、山じゅうに杉が植えられ休耕田にはとにかく杉を、ということで山の田圃が昭和３０年代から４０年代にかけてあっというまに広大な杉林になっていったのです。それは杉を建築資材として、後々の現金収入を当てにしての事でもありました。（やがて無用の長物となってしまうのだが・・。）

ですから家の裏山にはあまり広葉樹の雑木林がありません。そんな環境ですから、杉の古い切り株に発生するスギヒラタケ（当地ではミミゴケの愛称で呼ばれている）くらいしか自然のキノコを採って食する習慣がありませんでした。

また、キノコ採りのシーズンは丁度稲刈りの時期とぶつかって、なかなかのんびりと山へ出かけることも出来なかったという事情もあるでしょう。そんな訳で、かくゆう私もキノコは全くと言っていいほど無知なのです。

でも、こうしてインターネットでお友達が出来、田舎や山歩きがお好きな方のホームページに遊びに参りますと、多くの方がキノコ採りを楽しんでいらっしゃるではありませんか。それにつられて私もやってみたくなりました。幸い皆さんから的確なアドバイスをいただけるので、心強いかぎりです。

さて、前置きはこの辺にして早速、キノコの観察に出かけて見ましょう！

何がなにやらさっぱりわからぬキノコの世界に突撃開始。食毒不明、勿論名前もわからず、目に付いたキノコらしいものをとにかく写真に納めて、お越しいただいた達人の皆さんに鑑定していただこうという、他力本願なコーナーです。

伝言掲示板に写真のＮＯ.を添えてアドバイスをお願いいたします。 　　　----２００１年・秋----

NO.１　シロタマゴテングタケ？　　　　 9.3.2001 今年初めて、キノコ観察に出ていきなりみつけた。超初心者には白いキノコしか目に入らない。 オトメノカサとも思ったが、とんでもない。猛毒だそうな。白いキノコには要注意、という教訓。	NO.２　？？？？？ 　　　　　　　　　　　　　9.8.2001 ブナかナラのような倒木にビッシリかたまって生えていた、見た目スギヒラタケのような薄いキノコ。 短い柄がある。
NO.３　？？？？？ 　　　　　　　　　　　　　9.8.2001 丸い傘でなく少しとがった茶色い傘が特徴。 柄は白い。倒木は腐ってじめじめしていた。	NO.４　アイタケ　？　　　　　　　　　　　　　9.8.2001 薄暗い雑木林の中の地上に何本か生えていた、緑色のかすり模様がある毒々しいキノコ。 絶対に毒だと思っていたら、どうも可食のアイタケのようだ。 ほんとに大丈夫？
NO.５　マントカラカサタケ？　　　　　　　　　9.8.2001 オートキャンプ場の道の脇に、いきなり巨乳を発見！（オッパイタケだ） 　こんな大きな丸いキノコは初めて見たのでビックリを通り越して可笑しくなってしまった。 高さ３５ｃｍ、直径１３ｃｍ Ｆカップ・・？	NO.６　マントカラカサタケ？その２　　　　　　9.9.2001 左のオッパイが１日でもうこんなに開いてしまって、色気もなにも無し。
NO.７　ヤマドリタケモドキ　　　　　　　　　　9.15.2001 初めて一級品を発見。最初全くわからなかった。なにしろイグチ科のキノコは初めてみたもので・・。 画像掲示板にも自ら投稿した感動ルポはこちら	NO.８イッポンシメジorクサウラベニタケ 9.15.2001 これは、所々にぽつぽつと見かける。 これが食べられたら、結構収量あっていいんだけどなあ。あ、でも食べられないから誰も採らないのか・・。
NO.９　クサハツorオキナクサハツ　　　 9.17.2001 公園の芝生の傍らにいくつかまとまって出ていた。 傘が開かないうちはなかなか美味しそうに見えんるんだけど・・ 表面にシワがある。	NO.10　シロハツモドキ　　　　　　　　 9.17.2001 シロハツとシロハツモドキも区別は難しい。ヒダがかなり密なものは毒、とある。 また可食のシロハツは、柄の上部・ひだに近い所が淡い青緑色を帯びるのが特徴だそうな。
NO.10　スギヒラタケ　　　　　　　　　　　　　9.29.2001 その名前からしてヒラタケ科かと思いきや、キシメジ科だ。相当に腐ってきた杉の切り株が暗い杉林の中で真っ白に覆い尽くされる事もある 当地では“ミミゴケ”と呼ばれて親しまれる、秋のキノコの代表格！	NO.11　？？？？　　　　　　　　　　　　　10.7.2001 　耕運機小屋の軒下に伏せてあるマイタケのホダ木から、山吹色の小さなキノコがいくつも出ていた。これはいったい何？図鑑を調べてもこれといったのが見当たらない。コガネタケにしては小さいし。

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