石臼作り−初の試し挽き 2010年6月15日 

山菜採りやソバ種まきに忙しく、石臼作りがなかなか進まなかったが、今日は仕事が終わってから夕方暗くなるまで2時間弱、臼の摺り合せの後、上臼の目立て〜初めての試し挽きを行った。

内蒙古産の抜き実をジョウゴに少しずつ投入しながら回すもなかなか臼が軽くならない。
どうも抜き実が下に落ちていってないみたいだ。
もの入れの穴の径はいいんだけど、ジョウゴの径が細い為に抜き実がそこで詰まってしまうのだ。
多少詰まり気味くらいな方が、入り過ぎなくて良いかなと思ったんだけど、これでは入らなさ過ぎる。
仕方なく指で調整しながらポロポロと少しずつ投入するようにすると、臼がいきなり軽くなった。
気になって、上臼を持ち上げて摺り合せ面を覗いてみると、微粉&粗挽き粉がビッシリ。

しばらくすると、粉がポロポロと(サラサラと)落ちてくる。
摺り合わせ確認用の赤いクレヨンが混じった粉がどんどん落ちてくる。
よしよし調子いいぞ♪
全体的にまんべんなく落ちてきている。

摺り合わせの確認の為だから、上臼を1枚にてやったんだけど、粉を触ってみると結構細かくなっている。
これだったら、わざわざ2枚重ねなくても良いんじゃない?
問題は粉の粒度分布だ。

また上臼を持ち上げて、こびり付きが無いか、粉の流れに偏りは無いかを見てみる。
臼に残った粉を刷毛で払いとり、挽けた粉と併せて計ると128g。

この後、60メッシュで篩ったら、半分以上の75gが落ちた。
残りを40メッシュで篩うと22g落ち、残り20g強は粗挽きだ。


試しに捏ねてみることに。(いつものように外二で)
菊練りまでやってみたが、いつもの感触と特に違いは感じられなかった。
今回の試し挽きは、削ったばかりの石の粉もかなり入っているので食べられないけど、まずまずイケそうな雰囲気だぞ。

◆今回の試し挽きで判った事。
@、35cm径・6cm厚(重量15Kg)の上臼で十分抜き実が挽ける
A、ジョウゴの径がもう少し大きくないと、抜き実が詰まる。
この2点だった。
摺り合わせ面の精度は、今後金剛砂が入荷してから微調節を行うこととする。

・・という訳で、次回は摺り合せ面を水で洗ってきれいにして、「食べられる粉」を挽いて、本格的に蕎麦打ちまでやって、実際に食べてみようと思う。
2月から始まった石臼作りもいよいよ架橋を迎えて、ボルテージが一気に上がってきたぞー!!

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