初めてのそば栽培− 2010年3月18日〜28 

<4月18日・・・種まき>
昨日までの時ならぬ寒さが和らいで、今日は明るい日差しの畑日和。 今週はようやく春らしい陽気になるらしい。
この日を待っていたのだよ♪。


これが今回蒔く「キタワセソバ」。北海道でよく使われている品種だ。
購入時に品種の表示が無かったのがちょっと残念だったなあ。
本当は食味の良い夏そば品種「なつみ」=北陸3合が欲しかったんだけど、個人では手に入らない様子。来年は何とかして入手しよう。


という訳で、初めて蕎麦の種を蒔いた。
蕎麦といえば普通はお盆(8月中旬)に蒔いて秋収穫なのだが、こういった普通蕎麦とは違い、春蒔きの品種がある。
発芽〜刈り入れまでの長日条件下でも丈が延びにくく、上手く作れば実入りも良い。そんな特性を持っている。

今蒔いて刈り入れは6月の終わり〜7月始めを予定している。本格的な梅雨に入る前に収穫しようという目論見なのだけど果たして・・。

秋蕎麦の方が味も香りも良いのが世間の常識である事は承知しているけど、私の場合秋はキノコで忙しいので蕎麦まで手が回らないのは目に見えている。そんな年間スケジュールを鑑みて、この時期の栽培がベストと判断。

一週間前に耕しておいた畑に畝をたてる。(とりあえず今日のところは5本。)
この畑は海に近く、元々砂地が多く水捌けが良いので、畝は無くても良いんだけど、大雨が降った時の事を想定して一応ね。

もう少し畝幅を小さくしても良かったかな・・。でも後の土寄せのことを考えると自然にこうなってしまった。
蕎麦も他の作物と同じように、種が込み合うと1本1本の出来が悪くなる。
大根なんかは、割と沢山蒔いて途中で何度も間引きするんだけど、こと蕎麦に関しては、間引きなんて勿体無い事したくない。

そこで、思い切って3〜4cm間隔で1粒ずつ筋蒔きしてみた。

-----------------------------------------------------------------------------------------------
この畑で、0.5畝くらいかなあ。それでどのくらいの種が必要なのか未経験なのでさっぱり判らない。
標準的には、2畝で1kgなんだそうだ。
この畑での種まきが終わったら、次は少し時期をずらして釜沢・忠右ヱ門の畑にも蒔く予定だ。そちらが今回の本命畑。

ここの畑は、砂交じりのボクボクな土質なので、イモ類などはとても作りやすいけれど、蕎麦ははたしてどうか、やってみなければ判らない。
この辺りで蕎麦を栽培している人は見かけた事がない。
そもそも蜜を吸いに来るミツバチが少ないので、その辺が一番気にかかるところだ。

4日後の発芽がとても楽しみだ。いや、まだ地温が低いので、もう少し日数がかかるかも。予報では曇り時々雨だ。

<4月28日・・・発芽>
この18日に蒔いた「春蒔きそば」の芽がついに出た。

種まき後もなかなか気温が上がらず雨も降ったりして、「ひょっとして失敗?・・」とやきもきしてたけど、10日目にしてようやく発芽と相成った。
私にとって初めてのそば栽培は“未知なる冒険”みたいなもので、今後どういう展開が待っているのか判らない。ワクワクドキドキの数ヶ月の始まりだ。

品種は「キタワセソバ」。主に北海道で栽培されている夏型の品種。
この品種を指定したわけではないけど、購入元に問い合わせてはじめて判ったという経緯。
来春は是非とも、佐渡で栽培され始めているという夏そば新品種「なつみ」の種をゲットして試みてみたいと思っている。
初めてそばの新芽をまじまじと観察してみた。既に5センチくらいの丈になってなっているのがほとんど。(2日前には全く出てなかったのに・・)
茎は赤色で、葉っぱは薄緑。約5cm間隔で一粒ずつ丁寧に蒔いたんだけど、その時はちょっと粗めかなあと思っていた。
でもこうして芽が出てくると、やっぱりこれくらい粗めに(間隔広め)蒔いておいて良かったと思う。

この畑は海に近く海抜は10mあるかないか位の所で、雪国にしては温かくて忠右ヱ門の畑とはだいぶ環境が違う。(あっちはついこの間まで雪が残っていて2日前には霜も降りた。)

畝の間隔は50〜60cmくらい。生育途中土寄せする事を前提に間隔を取ったんだけど、ちょっと離しすぎかな?残りの畝は40cm間隔くらいにしてみよう。
鳥害(種を食べられる)予防のためにテープを張った畝と張らなかった畝とは、全く差が出なかった。
この日(28日)は新たに3本の畝に種を蒔いた。(加えてもう3本予定)

5月になったら、今度は場所を忠右ヱ門に移して、そちらでも種まきを行う。環境の違う畑で、どれだけの違いが出るのか、今後の観察が楽しみだ。
合計で1,5〜2畝くらいになるかなあ。それで収穫量の目標は10kg。(ちょっと欲張りすぎ?・・笑)




畑の隅に植えてあるギンボキ(オオバギボウシ)がだいぶ大きくなってきたので、この春初収穫。尿素水を少しくれたせいか、柔らかくて瑞々しかった。とても甘くて美味しかったッス♪
なんと言っても、釜沢・忠右ヱ門の畑のを株分けしたやつだからね。


Homeへ戻る        日記一覧へ

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送