初めての  石臼作りにチャレンジ開始 2010年2月19日〜21 

そば打ちを始めて3ヶ月、少しでも香り高く(しかも安価に)美味しい蕎麦を打つために、自分で粉を挽くようになった。
そしてついには、石臼を自分で作ろうとするまでにのめり込んでしまった。春からは蕎麦の種を蒔き、収穫した蕎麦を自分で作った石臼で粉に挽くという、究極の「完全自家製そば」を目指していよいよ・・。






<石臼作りシリーズ第1弾のスタートだ。


40cm径
◆踏み石

原材料は、40cm径*8cm厚の御影石の踏み石をホームセンターで3枚購入した。
1枚わずか897円也。

1枚を下臼に、残り2枚を重ねて上臼にする予定。


石工道具
◆石削りの道具

石材屋の必須工具である、タガネやサンダー、コンクリート砥石、ダイヤモンドカッターなどを揃えた。

この他に保護用のゴーグルや防塵マスクも身に着けて、いざ作業開始。

◆中:石削りの道具



荒削り後
◆荒削り後

硬い御影石を削るのだから、かなりの時間と日数を要するだろうというのが自分の予想だったが、ダイヤモンドカッターの威力によって僅か数時間でここまで平に削ることが出来た。

この後の、微妙な凸凹を調整するのが難しそうだ。

今回購入したダイヤモンドカッターは3枚組で、カット用の薄いタイプと削り用の波目のがセットになっていた。
今回大活躍したのは、波目のタイプで、これを水平方向に使うことによってガンガン削れるのだ。
(詳しくは後日、写真をUPします。)

ガタガタの凸凹面が見る見るうちに綺麗な平らになっていくのは、なかなか楽しかった。
差し金の代わりに木材を当ててみると、全体的にほぼ平らになっているが、ところどころ窪みがあり、
全体をそこまで削って面を1ミリほど下げなければならない。
少しずつ根気よく削って、今度は手で触りながら凹凸を感じ取る。

このあとの微調整が難しそうだが、1日目はこの辺で作業を終える。


それが終わったら、こんなふうに目を削るのだ。(目立て)

これはイメージ図をチョークで書いてみたところ。こういう線を下書きしておいて、平タガネを叩くかダイヤモンドカッターで溝を切るのだ。

最終的に36・7センチ径くらいの石臼を完成させたいから、外周(サイド面)を1〜2センチ削って形を整えるつもり。
それを2枚重ねればかなりの重さの上臼になるはずだ。

根気よく夏までに(春まきそばの収穫時期までに)出来ればよいから、コツコツとやっていこう。
(あれ?偶然しゃれになってしまった・・・笑・・これって「コツコツと・・」の語源かなあ??



<2日目:サイド面を削る>・・2月21日

ダイヤモンドカッターで切れ目を入れてから、そのままカッターで“斫る”。

◆少しずつ正円形に書いたラインに沿って、さらにハツっていくとだんだん形になってきた。


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上面の平は、微妙な凹凸がまだ残ってはいるけど、早く臼らしい形を見たいという思いで、外周(サイド)を
削ってみることにした。
これもはたしてどのくらい作業が進むものか検証してみたかった。
やはりダイヤモンドカッターの威力は絶大で、切れ目が簡単に入るので、したがって斫り(ハツり)は楽々できた。

庭の踏み石用の石材だから、40cm径といってもサイド部が垂直になるように全体を削ると、最終的には
約34cm径くらいまで小さくなってしまった。


サイド部は挽けた粉が落ちるときに通過するだけの面だから、さほど重要ではないのだけど、外観上の問題と粉が
スムースに落ちる滑らかさがないといけない。

今日の作業の一番のポイントは、これから作ろうとする石臼の大きさがある程度正確に把握できた事だ。
34cm径の石臼の大雑把な形が、ほぼ見えてきた。
写真

ちなみに上臼は重量が必要なので、この倍の厚さ(16cm)にする予定。(2枚を接着する)



サイド面はまだザッと削っただけなので、次回は仕上げ作業をする事にしよう。
あとは、上面の微妙な凸凹をサンディングして真っ平にしてから、溝を切るのだ。
それと、下面も平らに削って粉受け台との隙間が無いようにしなければならない。」

ああ、今日も面白かった〜!♪



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