<台風一過のキノコ事情> 2009-10-10

◆猛烈な台風18号が三陸沖に抜けて、「西高東低」の冬型の気圧配置になると、空気が一変した。
それまではなんとなく温かい中途半端な残暑が残っていたので、山のキノコ達もまだ活動が鈍かったけれど、
最低気温がいきなり15℃を下回るようになり、急に秋の深まりを感じて、「さあ、いよいよ本番だ♪」とばかり
元気になってきた。

<クリタケ>
この写真のような傘があまり開かないうちが、身がしっかりしていて、調理的にも保存的にも良いですね。

森林公園で去年の春に植菌したクリタケが出始めた。
台風が来る前から確認していたが、やっぱり寒くなってから成長するものは身がしっかりしていて、いかにも美味しそうだ。
この菌は、特に早生物ではないんだけど、原木が新しいうちは総じて早く出る傾向にあるのは、他のキノコも同様。

さすれば、忠右ヱ門の裏山の雑木林でも同じか・・・と思い、そちらも覗いてみると、やっぱりそうだ。
20本くらい伏せてある「クリタケ畑」の中で、今年の春植菌した若い原木から沢山出ていた。
去年・一昨年のはまだ出ていない。



<台風前(7日)の記録>--「ナラタケはナラノ木が大好き」

クリタケ(10月7日)

ナラタケ

明宝ハムと
今か今かと待ち望む、「ナラタケ大爆発」はまだ来ない。高いところの雑木林で、コナラの切り株に出ていたくらいだ。
コナラの切り株にだけ多い尽くすように発生していたけど、同じ場所にあるホウノキやイタヤにはナラタケが付いていない。
「ナラタケ」と言うだけあって、やっぱりコナラやミズナラといった、ナラ類が大好きなんだろう。

先日、趣味千山のmac3氏からいただいた、明宝ハムとクリタケの組み合わせは抜群だった。
クリタケの出汁がハムに浸みて、元々美味しい明宝ハムがなお更美味しくなった。ビールのお供に最高!



ウスヒラタケ
森林公園の細い枯れ木にビッシリと白いものが・・・背が届かない・・。


何とかぶら下がって体重をかけているうちに、メリメリと音を立てて根元から枝が折れて収穫できた。
最初はヒラタケかな?と思ったけど、肉厚がさほど無いのと時期的に見て、ウスヒラタケと判断。
傘の表面が薄茶色なので、まだ出初めらしくバッチリのタイミングで収穫できた。
本ヒラタケよりも香りは穏やかだ。



ムキタケ(幼菌)
 

去年の春植菌した、コナラの立ち枯れのムキタケ。
比較的日当たりが良く風通しも良いところを好むキノコだから、雨が降ってもさほど大きくなっていない。
(3日前に観察したときに比べても、劇的に変わってはいない)
あと3日くらいすれば収穫適期となるかな?


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