<3回目のパエリアは極美味、でも・・・> 2009-06-20

先日までとは打って変わって、朝から青空が広がって、完璧な「梅雨の中休み」。
泊り勤務を終えてすぐさま忠右ヱ門に直行した。今日(19日)は裏山でダッチオーブンパエリアの予行演習をするのだ。(今までは庭先でやっていたけど出張は初めて)
だから余計に気分はウキウキだ〜い♪



先ずはスーパーに寄って食材を入手。(ホントは田舎の味的には全て自分の畑産あるいは自分で潜って確保すべきところだけど・・)
イカ・タコ・アサリ・エビといったシーフードと、鶏モモ肉を購入。前回はシーフードミックスで間に合わせたけれど、やっぱりここは生のやつでないとね。(食材から出る水分量がどれくらいのものかも検証しとかないと・・。)
今回は米3合炊くつもりなので、それに見合う分の食材だけれど、余っても良い。3合+食材で5人か6人分くらいかなあ・・。

忠右ヱ門に着くなり、最初はいつもは決まって火熾しスタートなんだけど、今回は野外出張なのでそれは無しで、先ずは食材の仕込だ。

野外では出来るだけ調理は簡単なほうが良い。それでなくとも炭の按配だの何だのと、神経を使うことが多いので、事前に仕込めるところは出来るだけ家の台所でやってしまうのだ。
迷ったのは米をとぐか否か・・・。普通パエリアはどかずにやるらしい。でも私のバイブルの大宮勝男先生は、必ず家でといで行くそうだ。
米をとぐというのは、表面を洗うだけじゃなくむしろ、米に水に馴染ませる為なのだ。そうすることによって米本来の美味しさ・旨味が引き出せるのと、何といっても調理時間を短縮できる効果がある・・・んだそうな。
そんなことを先生が言っていたのを思い出しながら、やっぱり軽くでもといで行くことにした。ほんの数分の一手間だ。
玉ネギをみじん切りしたり、いろいろ仕込みしてたら、お昼をとっくに過ぎてしまった・(汗)
今後は下準備の時間短縮というのも、一つの課題かなあ。(笑)

そうして、車にいっさいがっさいの道具を積み込んで出かける。いや待てよ、忘れ物はないかな?庭先でやる分には気にしなくてもいいけど、現地で必ず「あちゃー、大事な物を忘れたー!」ってなるぞ。
思い立って、台所を確認すると、やっぱりあった。パエリアの色づけに欠かせないサフランをすっかり忘れてた。
でもこれも使うのはほんの一摘みだから、小さなタッパーにお湯とともに入れて持って行くことに。

単なるソロなDayキャンプだけでも、準備というのは大変なもんだなあ・・でもその時間がまた楽しいだけどね。



いざ裏山に・・という段になって車で向かうと、いきなりジリジリと夏の日差しが強くなってきた。たぶん今年一番の「夏景色」じゃないかしら・・。これから行くところは日をあえぎる物がないから、暑いぞー。
タープを持っていかなくちゃならないけど、田海の家に置いてきちゃったし・・どうしよう、ブルーシートでも張るか・・。
迷った結果、ハンドル一転近くの森林公園のキャンプ場に行くことにした。あそこなら木立の中で強い日差しは避けられる。

現場について先ずは火熾しからスタート。
気がついたら喉がカラカラ。んでもって火熾しついでに休憩しながら冷たい飲み物を♪
だーれもいない平日のキャンプ場。ナラの木立の中で、火を見つめてタバコをくゆらす静寂の空間・・・うーむ、孤高のキャンプ・ハードボイルド・・的。ここは一つ、頭にはタオルを巻くんじゃなくて、カウボーイハットみたいなのがいいよね。なあんて独り言。

この間から使っているチャコスタで簡単に火熾し。
細枝一束を新聞紙でくるんだ、自称「炊き付けセット」を今回作って持ってきた。このセットを幾つか用意しておけばいいなあ。



ダッチをプレヒートして煙が出てきたら、あとは次々に食材をっ放り込む。モタモタしてるとこびり付くぞ、と自分に言い聞かせながら、時間との勝負だ!みたいに神経を尖らせる。タッパーの蓋を開けるという事も、調理直前にやっておかなければならないなあ。そんな訳で、一番美味しそうな調理の瞬間の画像は無し。

<上火に豆炭を乗せる>
今回は、下火は極々弱く、上火ガンガンで行くことに。
このダッチの蓋の上に炭を乗せる瞬間が、一番楽しいなあ。


食材全部を入れたと思ったら、上炭を乗せてからになってイカとキノコ(タモギタケ・シイタケ)を入れ忘れてたのに気付き、また炭をどかして本当は開けてはならない蓋を開けてしまった。
そうすると水がずいぶん少ないことに気付く。仕方ないので水を少し足した。ホントは熱湯を足したいところだけど、まだ湧いてない。

<上火の熱を利用>
今回から新技を試行。念のため持ってきた家庭用の鍋に水を張って上火の上に乗せる。このときにダッチスタンドってやつが威力を発揮する。


この事が料理の出来栄えにどういう具合に影響したかは、わからないけど、結果的に鍋の底の焦げ付きは殆どなくhttp://inakanoaji.fc2web.com/2009inaka/kogenasi2009-06-19.jpg
逆にちょっとグチョっとした感じ。もう少し火が強かったほうがよかったかな?いや途中で水を足したからこうなったんだ・・真偽のほどは判りません。

<出来上がった海鮮パエリア>
過去2回作ったのとは違って、豪華な出来栄えだ!エビの足が少し焦げている。米3合と他の食材で鍋の容量ちょうどくらいかなあ。これ以上多いと嵩が上がって、上火でエビが真っ黒焦げになっちゃうだろう。


とにもかくにも、味はバッチリだった。
http://inakanoaji.fc2web.com/2009inaka/seafoodPaeria2009-06-19.jpg

お土産に家に持っていって、娘に食べてもらったら、まあまあ合格点。とくにタコが柔らかく出来ていたのは不思議だった。これって圧力釜効果?

次回は米を研がずにやってみようかな・・。

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