<凝り性で煙焚きかまど>

<プロローグはこちら>----このかまどを作るにi至った経緯---

<こんな感じのを作りたい。>

内部は2室にして、右側で煙を焚く。そこで出た煙は一旦左側の部屋に入ってから、煙突を通ってスモークハウスへと入る。スチール製の煙突を通ることで、煙の温度はかなり下がる。
これによって、スモークハウスでは理想的な冷燻が出来るようになる。

左側の部屋にも食材を置けば、温燻もしくは熱燻が出来る。こうすれば、燻煙材をじゃんじゃん焚いても、火が大きくなった時でも(特に始めの炊きつけ時)、あぶられて焼けてしまうことはない。

その場合には、煙突の下のほうにシャッターをつけて、煙が逃げないようにする。

右側の下の扉は、灰の吐き出し口。通気が欲しい場合には少し開ける。上部は、焚き付け時にはオープンにして熱風を外へ逃がす。
火がおさまって、チップを入れる段には、当然蓋をする。バーベキューをする時は勿論ここはオープンだ。ここに網を乗せてジュージューやる。
<完成イメージ>

<楽しい作製記録>

石組み開始--OFF会にて-- 2002/08/04(Sun)
真夏の猛暑の中、はるばる遠方からやってきたリンク仲間をこき使った。

石は川原からあらかじめ運んでおいた。こういう石がすぐそばの川で好きに手に入るのも、田舎ならではのこと。庭の芝生を切るとき、魚菜さんの悲鳴が聞こえたような気がした(笑)。

mac3さんが、石組みの知識をお持ちだったこと。やはりだてに遊んではいない。「石には水をつけて」とか「あまりモルタルを多く使いすぎないこと」など的確な指示を出してくれた。


基礎の完成
 投稿者:山アスパラ活二 投稿日:2002/09/19(Thu) 21:11 No.667
基礎石組みがようやく完成しました。

モルタルが流れないように、田んぼの土を横にくっつけてやりました。これがなかなかいけました。完全に固まったら、土を洗い流せばいいんです。我ながらいいアイデアでした。
田んぼの土は、基本的にきめが細かい粘土質なので、こういうことに使えるんですね。初めて知った。

これでも、きちんと水平とってありますよ。この上に鉄格子(林の藪の中に捨ててあったのを拾ってきたヤツ)の梁を渡して、型枠組んで、左官屋さんしました。頑丈な床面になるはずです。養生シートを被せて今日の作業は終わり。ご苦労さんのビールはこの上なく・・・。
来週から楽しいレンガ積みです。


床面の設置
--by 鉄格子--
 2002/09/19
キノコ観察中に、林の中で頑丈な鉄格子が捨ててあったのでそれを拾ってきた。
ややサイズが大きめだけれど、床面の骨組みにこれ以上のものはない。これなら5センチの厚さで大丈夫。
ベニヤと材木で簡単に枠を組み、基礎の設置面に穴を開けセメントを流し込んだ。これで結合もしっかり。この後のなれない左官作業は、へらの代わりに鍬(くわ)を使ったところがいかにも百姓仕事といったところ。


レンガ積み開始--意外と難しい--  2002/09/24
がっちりとした床面の上にレンガを積んでいく作業。これも初めての作業で、なかなか難しいものだ。専用のへらがあったほうがよさそうだけど、わざわざ買うのももったいないし、芋ほりのこてを使ってやってみた。

本来なら、レンガは横置きにして積むべきだが、もったいないので縦積みにした。これだけの大きさだから、大丈夫だろう。水平器を使いながら、一つ一つ根気の要る仕事だった。

サイズを合わせるために、レンガをいくつもカットした。これがなかなか面倒な作業。上手にやらないと変な形で割れてしまう。とりあえず今日はここまで。2段が完了。


レンガ積み5段--形が見えてきた--  2002/10/14
徐々に姿を現してきた、「燻製用煙焚きかまど兼バーベキューグリル」もいよいよ本格的に。
近所のおばさんたちが、「今度は何作っとるんだね?」とか「ええやんなってきたねえ」とか言って、興味津々顔で声をかけてくれます。
今日はプラス3段。高さはもう2段の予定。この後立ち読みで、レンガを積むときは水に充分浸してから、という事を知ったのでした(苦笑)。

これから、温燻室との境の壁を積んだり、パイプを渡したり、ドアの縁を作ったりと、細かい技術的な作業があります。
今日は横のスモークハウスで、豚モモの熱燻をしながら、煙のいい匂いを嗅いでの楽しい作業でした。

内部の構造--煙の通り道--  2002/10/23
左側の温燻室との境の壁を積み上げる。この2重の壁の中を煙が通りながら、少しずつ温度が冷える・・・予定。

レンガがなくなって、もう20個ほど買い足した。



扉の枠の型枠--パイプを芯に--  2002/11/01
燃焼室の高温に耐えるため、扉の枠の内側はコンクリート製にすることにした。強度を高める為にスチールパイプを芯材として使う。
(縦方向にもパイプを入れておけばよかったと、後になって悔やむことに・・・)

この扉枠の土台に珊(さん)を固定する。その桟に扉を丁番にて取り付けることに。
パイプと煙道入り口--バーベキューグリルを意識--  2002/11/22
レンガを5段積み上げたところで、1m20cm長の鉄パイプを4本、横に渡した。これは、見ての通り、バーベキューグリルの火種置きの土台になるもの。それと、全体の補強の意味がある。

煙は内圧が高まるにつれ、燃焼室の左側から煙道を通って第一燻煙室へ押し出される。(右の写真)
クリックで大きく
最上段まで積みあがり--形が見えてきた--  2002/11/28
燃焼室の扉の枠を固定した。
また、最上段のレンガは、デザインも考慮して横置きにしてこの高さまでとする。

バーベキューの火置きパイプとの距離も考え、このくらいの高さがいいんじゃないかと・・・。
煙突を取り付け--スモークハウスに穴を開ける--  2002/12/03
かまど作りもいよいよ佳境に入り、最上段を仕上げる作業。

バーベキュー部分には、アルミプレートをはめ込んで、平らに仕上げるようにした。

別に作っておいた煙突の立ち上がり部のユニットを燻煙室の上に乗せる。(右の写真---煙は開閉可能だよ)
煙突立ち上がり部
完成の図はこちらから

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